キミとの恋の課外授業
「あれ?泣いてんの?大丈夫だよ…俺が可愛いがってあげるから…」
ドンドン近付いてくる高村くんの顔…。
あたしは必死に拒絶した。
冗談じゃない。こんな人に、これ以上触れられたくない!!
「イヤ!!離して!!離して!!」
「黙って言うとおりにしろ!教室実習生と付き合ってるのバラされてもいいのか!?」
「なっ…!?」
そんなの…酷い…。そんな事されたら、省にぃの立場が悪くなって、教師になれないじよない…
そんなのってないよ…
ボロボロ泣きながら「やめてよ…そんなこと…しないでよ…!!」と叫んでいたら
「里沙から離れろ!!」
大声で叫ぶ声が聞こえてきて
高村くんの背後から、息を切らせて汗だくで怒る省にぃがいた。