キミとの恋の課外授業
省吾side


「しょう…にぃ…」


ボロボロ涙こぼしながら、怯えた瞳で俺を見る里沙。


瞬間…ブチッと俺の頭の中の神経が2・3本、ブチ切れる音がした。



「おい、お前…なにしてんだよ…?こんなところでなにしてんだよ?」


こみ上げる怒りをこらえながら、握り拳をギュッと握りしめて近づき、高村の胸倉を掴んだ。


「あれ?先生。いいかな?こんな事して。教師になれないんじゃないの?」


悪びれる様子もなく、人の弱点を突いて面白そうに俺の反応を見てやがる。


コイツ…どこまで最低な奴なんだ…。

「お前…殴られたいのか?」



こんな奴…一発殴ったぐらいじゃ気が済まねぇーけどな。



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