キミとの恋の課外授業

しばらくして、省にぃと一緒に視聴覚室から出て教室に向かっていたら


「里沙ぁーー!!」


恵美が、血相を変えて駆け寄ってきた。


「恵美ぃー!!」


「里沙ぁ!!無事だった!!良かったぁ~!!心配したんだよう」


半泣きであたしを抱きしめる恵美。


「心配かけてごめんねぇ!!」


「いっぱい探したんだからぁ~先生、あたしの事、置いて行っちゃうし!!」


胸の中の気持ちを吐き出すようにバァーーと恵美が喋りきると同時に昼休みの終わりを知らせるチャイムが鳴り響いた。



「ヤバイ!!教室戻らなきゃ!!」


「俺も、次、授業あるんだよ!!」


省にぃは、慌てて「じゃあ!!」と職員室に戻り


あたし達も、次の授業を受ける為に教室へと駆け出した。



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