キミとの恋の課外授業
「そんな怖がらなくてもいいじゃん。一緒にどこか行かない」
行かない!絶対行かない!誰が行くもんか!ヤダ!!
掴まれた腕を振りほどこうとしても、全く離れない
怖くて声も出ない。
ヤダーーー!助けてよ!省にぃ!!
そう心の中で叫んだ時
「放せよ」
低い声が聞こえてきて、瞬間「イッテェー!」叫び声が聞こえてきたかと思ったら
大きくて優しい手が、あたし体をグイッと引き寄せて
ポスンと、あったかい腕の中に包まれた。