アクアマリンの秘密
【白斗side】
さっきから何も考えないようにと心を閉ざしているはずなのに、星来の声がだんだん近付いてくる。
『白斗さん…聞こえますか?』
聞こえてるよ。
次第に声が弱弱しくなっているのも分かってる。
完全に力の使いすぎだ。
きっとこの建物の壁に手をあてて、オレの居場所を探しているんだろうけど…探す範囲が広すぎる。
でも声が近付いてきているってことは確実に星来はこっちに向かっているということだ。
オレのことなんか迎えに来なくていいんだよ。星来。
来てくれたって、オレは君の期待を裏切るだけだ。
そんな風に呼ばないで欲しい。
星来…そんなに力を使って迎えに来るべき人間じゃないよ、オレは…。
さっきから何も考えないようにと心を閉ざしているはずなのに、星来の声がだんだん近付いてくる。
『白斗さん…聞こえますか?』
聞こえてるよ。
次第に声が弱弱しくなっているのも分かってる。
完全に力の使いすぎだ。
きっとこの建物の壁に手をあてて、オレの居場所を探しているんだろうけど…探す範囲が広すぎる。
でも声が近付いてきているってことは確実に星来はこっちに向かっているということだ。
オレのことなんか迎えに来なくていいんだよ。星来。
来てくれたって、オレは君の期待を裏切るだけだ。
そんな風に呼ばないで欲しい。
星来…そんなに力を使って迎えに来るべき人間じゃないよ、オレは…。