狂愛ラバーズ
何を言ってるんだ………この姉妹は…。





「あっそうよ、そうよー!私、いい物持ってるのよ。かれんにピッタリな物なの。私にはデザインもサイズもちょっとね〜………いい?寝る前に着るのよ。わかった?」


「う………ん、わかった。寝る前だね。」





音からして、かれんちゃんが受け取った物は紙袋みたいだ。





意味深な言い方だったけど、夜着るんだからルームウェアだろう。




ありさちゃん、まりあちゃんひなのちゃんが帰り暫くして俺も自室を出た。





話なんか何も聞いてないと、平然を装いかれんちゃんに微笑む。





「お見舞に来てくれてよかったね。」


「はいー、久しぶりに話せて楽しかったです。」


「そう?よかったね。ありさちゃん達、ゆっくりして行けばよかったのに。」


「ありさちゃん、旦那さんがいるしまりあちゃんとひなのちゃんは今からショッピングに行くみたい。」


「そうなんだ。かれんちゃんも怪我が治ったらショッピング行こうね。」





コクコクと何度も頷く姿が可愛い。





それから、2人で晩ごはんの準備してまったりテレビを見てから風呂に入った。




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