狂愛ラバーズ
かれんちゃんが先に風呂を出てと言うもんだから、素直に従いリビングで待つ事にした。





ありさちゃんに貰った物を早速着てるんだろう。





かれんちゃん向きのデザインらしいから楽しみに待ってるんだが………一向に出て来る気配が感じられない。





「かれんちゃん。」


「開けちゃダメーっ。」





取っ手に手をかけたが、ダメと言われてしまった。





ダメと言われたら余計開けたくなるが、かれんちゃんを無視すると怒ってしまうかもしれない。





「かれんちゃん、先にベッドにいるから早く出ておいで。」





かれんちゃんに怒られたくないからここも我慢して、寝室に向かう。





似合わないなんて事はありえないだろが、なんでダメなんだろうか……。





ベッドに入ってもかれんちゃんの事ばかりで、昂る気持ちを押さえる為に深呼吸し目を閉じた。





ウトウトしだした時だった、物音が聞こえうっすらと目を開けるとベッドに人影。





やっとかれんちゃんが来たと顔が緩んだのも一瞬、背中に抱き付かれゾクリとした。





「海斗、さん……。」




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