狂愛ラバーズ
緊張してるような上擦った声。





手を伸ばし、ナイトランプを点け体を反転させる。





熱に浮かされた様に艶かしい表情のかれんちゃん。





それはいい………それが問題じゃないんだ。





「こっ、今夜…海斗さんを………お、襲っ、ちゃいますっ。」





軽く目眩を覚えた……。





襲うなんて大歓迎だ……けど、その姿は…。





ピンクの半透けの紐パンに肩紐がレースでこれまた半透けだがショーツよりも透けている。





所謂ベビードールってやつだった。





驚く俺を他所にかれんちゃんは、体を跨ぎぎこちないキスをしてくる。





「かれんちゃん、わかってやってる?」


「うん………海斗さんが、欲しいの。」





本当に生娘か?ありさちゃんに教え込まれたんじゃないんだろうか……。





「海斗さん……お願い。」





ああ―――もうダメだ。





裸同然な格好で、潤んだ瞳で言われたら理性なんか吹っ飛ぶ。





直ぐ様体勢を変え、かれんちゃんをベッドに縫い付ける。





何度もキスをして、舌を捩じ込めばため息にも似た吐息。




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