私こそ光る☆君~グランプリ編~
「お待ちください、紅月様」
名を呼ばれて立ち止まり振り返ると、眼鏡をかけた女の子がこちらを見つめていた。
キリッとした顔立ちに、シャープなデザインの眼鏡がよく似合っている。
この子、どこかで見たことがあるような……?
彼女の纏っている制服は普通科のもの。
胸元で揺れているリボンは彼女が3年であることを指し示していた。
う~ん、誰だっけ?
「あの、お話したいことがあるのですが、少しお時間を頂けますか?」
彼女の顔をじーっと見つめて首を捻っていると、彼女は再び口を開いた。
言葉の上ではこちらの許可を求めている形。
しかし、彼女自身から発される覇気のようなものが実際はそれが命令に近いことを告げている。
『構いません』
「ここでは人の目がありますので……」
抵抗が無意味であることを悟った私は場所の移動を提案する彼女に従い、食堂を後にした。
名を呼ばれて立ち止まり振り返ると、眼鏡をかけた女の子がこちらを見つめていた。
キリッとした顔立ちに、シャープなデザインの眼鏡がよく似合っている。
この子、どこかで見たことがあるような……?
彼女の纏っている制服は普通科のもの。
胸元で揺れているリボンは彼女が3年であることを指し示していた。
う~ん、誰だっけ?
「あの、お話したいことがあるのですが、少しお時間を頂けますか?」
彼女の顔をじーっと見つめて首を捻っていると、彼女は再び口を開いた。
言葉の上ではこちらの許可を求めている形。
しかし、彼女自身から発される覇気のようなものが実際はそれが命令に近いことを告げている。
『構いません』
「ここでは人の目がありますので……」
抵抗が無意味であることを悟った私は場所の移動を提案する彼女に従い、食堂を後にした。