貴公子と偽りの恋
昨日はメグちゃんに成り切ろうと張り切って、わざとテンションを上げてよくおしゃべりも出来たけど、今朝は本来の私になっちゃって、恥ずかしくてあまりおしゃべり出来なかった。

このままじゃ、退屈な女と思われて、友達でいる事すら出来なくなりそう…

もう一度テンション上げて、メグちゃんに成り切る?

ううん、そんな気になれないし、香山君はもうそれを望んでない気がするし…



ネガティブに悶々としている内にお昼休みになってしまった。

「恵子、悪いけど今日も…」

「香山君とお昼でしょ? 私の事は気にしないでいいから、行っておいでよ」

「うん。じゃあね」

「バイバイ。優子はいいなあ。私も彼氏がほしくなっちゃった」


彼氏か…。香山君が本当の彼氏だったらよかったんだけどな…
< 147 / 169 >

この作品をシェア

pagetop