雪の雫に濡れた夜

「じゃあ、遠慮なく頼むとするか」

「うん、どんどん頼んでよ」
 私は、腕まくりをする。


「裏から、掃除道具を頼むな」

「はーい」


 裏に回り、倉庫から掃除道具を取り出していると、
 降り出した雪に気付く。


「雪…」

 そう、呟いた、その時ー



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