亡國の孤城Ⅱ ~デイファレト・無人の玉座~

潜伏しているバリアン兵士等の動きや、その目的など、まだ分からない事は山積みだ。

………この少女から色々と聞き出したいところだが……さっきまでの流れを考えると、こちらが何と言っても、多分話を聞いてくれそうに無い。

…それに、恐らくこの少女は………。









(―――……吹き込まれているな……)











法螺を。



















「―――陛下!」




…突如、聞き慣れたジンの低い声が、何処からか自分を呼んだ。

それと同時に、吹雪に混じって聞こえる、風を扇ぐ大きな羽音。

< 628 / 1,521 >

この作品をシェア

pagetop