時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】







沖「殺した人の想いは刀につきます。だから刀は重くなる。人を斬ることの重大さを知っていくから。

けど。それが誇りです。
自分が殺した人の想いを刀にのせ生きていくことが誇りです。
だから武士にとって刀は誇りなんです。」





瑠『誇り……。』





沖「女が背負えるものじゃありません。いや、むしろ背負ってはならないのです。」






真っ直ぐ見つめられ
この人は自分を思って言ってくれている、と思う反面





瑠『女?ふざけないでください。』






怒りがこみ上げる。





瑠『"俺"は"男"だ。なんのために髪を切ったと思ってる。男になるためだ。』





真っ直ぐすぎるから

私が歪んでいることを思い知った






瑠『確かに、俺はなにも知らない分かってない。』






分かってる


ただの逆ギレだ








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