時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】






瑠『………変な夢。』



私は布団の上で上半身だけ起こし
ボーっとする頭で考える。






母さんは本当に
あんな風に思っていたのだろうか。





けど、すべて夢。


本当のことは分からない。







土「おぅ林、起きたか。」



土方が私の顔を覗き込んでくる。





瑠『チッ。土方は永眠しろや。』



土「なんだ、死ねって言いてぇのか、てめぇは。」



瑠『当たり前だろ。』




土「なんだとぉ!?」



瑠『うるさいうるさい。人が考え事をしてるときに話しかけるから悪いんだ。』


土「てめっ…!」



瑠『しってるか?五月の蝿(ハエ)って書いて"五月蝿い(ウルサイ)"と読むんだ。てめぇは蝿と同類か?あぁ……てめぇは蝿以下か。』







皆さん覚えているだろうか。



瑠偉の寝起きは、すごく不機嫌なことを……。








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