時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
私は土方が片づけている書類を見てみた。
瑠『……ミミズ。』
土「あ゙?」
土方は私の方を振り返り、睨む。
いや、睨まれてもね。
ミミズに見えるものは仕方ない。
土「てめぇ文字読めねえのか?」
瑠『いや、この時代の文字は達筆すぎて読めねえだけだ。
現代では読み書きはちゃんと出来ていたぞ。』
土方が疑わしい視線を送ってくるが、知らん。
出来るんだから。
土「ん?」
土方はなんか思いついたらしく、考えている。
瑠『どうした変態。』
土「誰が変態だ。
…お前、予言したよな。」
瑠『したな。』
土「ってことは、俺らが……壬生浪士組がどうなるか知ってんのか?」
瑠『………。』
私は答えられなかった。