時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
教えたら、歴史が変わるだろう。
瑠『なぁ土方。』
土「なんだ。」
瑠『私、人は信じなかったんだ。』
そう、信じなかった。
信じれる人なんて、いなかった。
ここにきて、人を信じよう。そう思ったけど
瑠『でも、多分、信じてるんだ。もう。』
ふざけていて、バカみたいで
真っ直ぐで、優しくて。
信じてたんだ。いつの間にか。
瑠『だからこそ、悩んでいるんだ。』
土「……何をだ。」
瑠『未来を、教えていいのか。歴史を……変えてもいいのか。』
変えちゃいけない。
でも、この人達のためなら
私は、歴史を変えたい。
生きて、ほしいんだ。