GOD GAME



窓のブラインドが開き、眩しい朝日が部屋に差し込む。

僕らはゆっくりと起き上がり、まだ寝続けている奏ちゃんを揺すり起こした。

僕らは一番にポータブルテレビをつけ、ニュース番組を映し出した。

やはりニュースはGod GAMEで持ちきりだった。

前代未聞のこの事件はやはり取り上げやすいんだ。


ニュースでは、God GAMEに参加していた人気アーティストが殺害されたとか、行方不明者が死体となって見つかったとか、不吉な暗い報道中心だ。

また、これは大規模なテロだと言い張り、動かない政治家も出てきた。

もっとも、このような政治家は、身の回りにGod GAMEプレイヤーがいないから言えるのであろう。

人間は、気付くのが遅い。

改めてそう実感した瞬間だった。

「食っとけよ。

今日は下手したら走り回る日になるかもしんねぇんだからな。


テレビを見ながら、水城が昨日奏ちゃんや岩本隊長の餌食にならなかったおにぎりやドーナツを渡してきた。

「物騒な世の中になっちゃったね★

鬼ごっこみたいで少し楽しいからいいけどね★」

奏ちゃんは、あくまで楽しむつもりらしい。
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