GOD GAME
もう少しスピードが出ていたら、逃げ切れていたかもしれない。
もう少し素早くハンドルを切っていたら避けれたかもしれない。
でも、もうどうしようもない。
僕達も、この運転手も、もうあとには引けないんだ。
車は猛スピードで殺戮ロボットを避け、道路を疾走し始める。
いくらロボットとはいえ、走って追い付くのは不可能だ。
「まるでゾンビだ…
鳥肌が立ったぜ…」
運転手が、呟く。
「昨日の警備員だな?」
水城が、その声を聞いた瞬間に言った。
昨日の警備員って…
まさか………
「自己紹介が遅れちまったな。
俺は伸幸。
プレイヤーじゃないが、地球のために何かしたくてな。
この役を引き受けた。
なぁに、サバイバルドライブは、ゲーセンでよくやってたから大丈夫だ。」
やっぱり伸幸さんだ…
名字を名乗らなかったって事は知られたくなかったのかな?
「危険です!!
何でプレイヤーじゃない人に頼んだんですか!?
下手をしたらあなたも殺戮ロボットに殺られますよ!!」
理沙ちゃんが前席の二人を非難した。