GOD GAME
「そうか…
それもそうじゃな…」
岩本隊長が呟く。
もう、一緒に行くしかない。
伸幸さんの安全な場所は、僕らと同じく無いんだから。
「とりあえず、後ろの車をどうにかしないとな。
明らかにさっきの奴が運転している。」
伸幸さんは、ミラーを見ながら言った。
その言葉に全員がすぐさま反応し、振り返った。
後ろにいた車はタクシー。
でも、その運転席にはあの殺戮ロボットが乗っていた。
タクシーを奪ったのだろう。
ぴったりとくっついてくる。
「ブラックリスト入りしたのがこんなにいるんだ。
本気で追い掛けるのもわかるな。
俺と俊は二回目だし…
こりゃぁどこまででもついてくるかもな…」
マジかよ…
それじゃぁ車から出れないし、ガソリンが切れたら終わりじゃん。
先にタクシーの方がガソリンが切れたら逃げ切れるのに……
信号なんかで止まるようには見えないしな…
「しっかり捕まっときな!!
振り切ってやる!!」
伸幸さんがハンドルを思いっきりきり、反対車線に割り込み今来た道を戻り始めた。