GOD GAME



車内は思い切り傾き、体がぶつかり合う。

こんなの本当にゲームじゃなきゃ無理だよ!

しかし、伸幸さんの巧みなハンドルテクニックにより、車体は元に戻り、正常に走り始めた。

タクシーは、あまりにいきなりのことに反応しきれず、そのまま直進していった。

後ろの車がクラクションを鳴らしまくっているが、あのタクシーよりはマシだ。

「今のすげぇ!!

俺、あれ何で体が傾くか知ってるよ!!

あれは慣性の法則って…」

「錬ちゃん。

みんな知ってるから…

ちょっと黙ってようか。」

侑弥さんが、いきなり笑いだし慣性の法則について語ろうとし始めた錬ちゃんに突っ込みを入れ黙らせた。

「なんだよ完成の法則って?

説明しろよ。」


水城が窓で打った頭を擦りながら聞き返す。

まぁ水城は授業中も筋トレしてるから聞いてないよね…

「とりあえず、細い道を通ってなるだけ目立たないようにしてくれ。


追ってくるのはわかっとんじゃけぇ見通しのいい場所は避けるべきじゃろ?」

岩本隊長の一言で、伸幸さんは道を曲がった。
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