GOD GAME
「このまま東山霊園を目指してくれ。
そこで、ある人が道具をくれると連絡があった。」
侑弥さんが携帯を閉じながら言った。
ある人か…
侑弥さんはどれだけ顔が広いんだろ…
東山霊園を選んだのは、人気が無いからだろう。
「了解!!」
伸幸さんは、力強く返事をし、アクセルをふかした。
ブウォォン!!
スピードが急激に上昇し、車は伸幸さんによって暴走し始める。
前を走っている車や路面電車をビュンビュンと抜き去り、あっという間に車は坂を上がりだした。
「ここが東山だ!
霊園はもう少しだな。」
伸幸さんがそう言った刹那、目の前に墓地と駐車場が姿を現した。
人の気配は全くない。
あるのは墓石と、駐車場に停まっている一台の黒い車。
「俺が取りに行ってくる。
ここで待っていてくれ。」
侑弥さんは、車が止まるとすぐに降り、怪しい雰囲気をばらまいている車に近づいていった。
侑弥さんが助手席の窓を軽く2回叩くと、窓は開いた。
そして、大きめのボストンバックが渡された。