GOD GAME
黒い車は、そのまま走り去った。
誰が運転していたのか確認しようと思ったが、顔が影になっていてちょうど見えなかった。
バタン!
侑弥さんが車内に帰ってきて、ボストンバックを岩本隊長に渡した。
「あえて誰かは聞かないでおく。
おっと…
こんなのどこで……」
岩本隊長がバックの中から取り出したのは危険に黒光りし、冷たい殺気を放っている拳銃だった。
岩本隊長は、それを理沙ちゃんに渡すと、今度は日本刀を取り出した。
岩本隊長が鍔を持ち上げると、そこには銀色に光る刄があった。
「真剣じゃな…」
岩本隊長は日本刀を僕に渡し、日本刀をもう一振取り出した。
結局日本刀は二本とも真剣で、もう一振は侑弥さんに渡された。
その後も、スタンガンや、小型時限爆弾、拳銃のカートリッジが3つ出てきた。
「こんなの…
町中で使ったらすごい被害が出ちまうぞ…
まるで戦争じゃないか…」
伸幸さんが顔を青ざめ、身震いした。
こんなの普通は見ないから仕方ないかな。
実際僕も、刀の重さに正直驚いてんだけどね。
僕は刀の柄を握り締めた。