GOD GAME



パン!!!


乾いた音が響き、車が軽く沈む。


「何だ!!」

今まで沈黙を守っていた錬ちゃんが声を上げ、伸幸さんがすぐにエンジンをかける。

「無駄だ!

タイヤをやられている!!

降りて走るぞ!!」

侑弥さんが日本刀を手に持ち、扉に手を掛けた。

侑弥さんの開けた扉の逆側、つまり、水城のいる方には、拳銃を構えている殺戮ロボットがいた。


僕らは車を盾にするように車で上がってきた方に向かった。

もちろん持っているのは武器のみ。

他の物なんか持っている余裕はないんだ。


パン!!!

「キャァァァァァ!!!」

理沙ちゃんの悲鳴が山に響き、理沙ちゃんが足を抱えて崩れ落ちた。

「理沙!!!」

水城が理沙ちゃんに駆け寄る。


ダメだ…

あの夢が……

僕の頭に、昨日の夢がフラッシュバックする。

岩本隊長が、ボストンバックの紐を引きちぎり、理沙ちゃんの左足の傷口の上に縛り付けた。


「逃げろぉぉ!!」

侑弥さんが刀を持ち、殺戮ロボットに走っていった。

そのすぐあとを錬ちゃんが追っている。

まさか二人で……


そんなことさせれるか!!!

僕は刀に手を伸ばした。


しかし、その手はすぐに岩本隊長に捕まれた。

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