GOD GAME
エレベーターが動きだしてすぐに、今何階にいるかを示す電気が、2になる。
もうすぐ扉が開く。
僕は、隠し持っている刀をいつでも抜けるようにし、奏ちゃんは拳銃をポケットの中で握り締めた。
ほとんど音もなく扉が開くと、僕らは安堵した。
誰もいない。
次は一階だ。
逃げれる……
「伏せろ!!!」
パン!!
水城の警告がエレベーター内に響き、僕らは身を縮めた。
鈍い音が響き、さっきまで僕の頭があった後ろの壁に、銃弾が撃ちこまれていた。
前を見ると、向かい側の壁の辺りに、拳銃を構える殺戮ロボットがいた。
岩本隊長が、慌てて扉を閉め、一階に向かわせる。
数秒の戦いだ…
下に降りたらすぐに逃げないと、追い付かれる…
全力で走るんだ。
覚悟を決めろ!!!
一つフロアを降りるだけなのに、時間が長く感じる。
「わしが一番に行くけん!
真っ直ぐ車に走るんじゃ。」
岩本隊長の言葉が終わる頃、扉はゆっくりと開き始めた。
まだ開ききる少し前、岩本隊長が、鉄パイプを握り締め、エレベーターをこじ開けるようにして出ていく。
僕は、刀を抜き、岩本隊長に続いた。