GOD GAME
「それに、感情があるからこそ、僕は守りたい存在ができた。
僕が何のために生きるのか、気付くことができた。
楽しいときに笑えて、悲しいときは泣いて、そんな当たり前なことができるのは、感情があるから…
言いだしたらキリがないけど、コレが僕の大切なモノです。」
僕はそう言いながら菊一文字を握り締めた。
菊一文字が無かったら、大切なモノはきっとわからずじまいだった…
感情という最も身近な大切なモノを忘れるところだった…
もちろん、人によって大切なモノは違う…
個人が、自分の大切なモノを大切にすると同時に他人の大切なモノを大切にすれば、この世に争いは無くなるんじゃないか?
僕は、それを心がけて生きていきたい。
もちろん、帰れればだけど…
《良い応えです。
これから、あなたに一つ選択をしていただきます。
あなたは、パラレルワールドの現世に戻りますか?
それとも、あとわずかで崩壊するこの世界に残りますか?》
アテネは、もう答えがわかっているようだった。