完全秘密主義恋愛♥

あ、あたし古文の予習中途半端だったじゃん!

机から教科書とノートを取り出し、ロッカーから辞書を持ってきた。


ノートを開いて、訳をしようとした。

「あともう掃除だけなのに何でそんな必死に予習してんの?」


驚いて見上げると、安藤だった。

「えっ、あ…そっか!うわーあたしバカだー」

そうかそうか、あと掃除だけじゃーん。

「アハハハハ…」と決まり悪く笑いながら教材をしまう。


「話しても良かったんだ?」


…………。


そーういえば…そんなこと言ったような……。


安藤がニンマリ笑って見下ろしてくる。


うっ……。

実は『しゃべんない!』なんて言ったことかなり後悔してます撤回してくださいなんて言えない!

「しゃべりたいんだねぇ?イイヨー、チャラにしてあげるヨー」

……!?

クソー!!頷きたいけどここで頷いたら何かすんごいカッコ悪い気がするから簡単に頷けないってー!!



「俺にキスしたら」



は……?



驚いて目が点になる。

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