完全秘密主義恋愛♥
安藤はかなりつぼったみたいで、まだ笑い止まない。
ひーひー。
酸欠になりそうです。ハイ。
だから悲しくなるってばクソ野郎。
周りも何事かとこっちに注目してるって!
ああもう知らん!
勝手に酸欠んなって死んでろ!
あたしは羞恥心やら憎らしさやらがこもった回し蹴りを安藤にお見舞いした。
うおっ!?と声をあげたものの、教室の狭いなかでキレイに受け身をとって致命傷は避けられたよう。
クソっ、あたしの必殺・回し蹴りをかわすなんて。
ちなみにこの技は小学校のときにおじいちゃんから護身術として教えられたものデス。
「いきなり何すんだよ高瀬!?頭打って死ぬところだったじゃん!」
半分泣きそうな顔で抗議する安藤。
その安藤を『カワイイ…』とか思っちゃってる自分。
どうかしてるってあたし。
「笑い過ぎよ!恥ずかしいったら!」
あたしは安藤の腕をバシッと叩いて言った。
「知るかお前が笑わせるからだろ!おかげで酸欠なりかけたし腹筋つりかけたわ!!」
「いいじゃない笑いは万能薬なのよ知ってた!?」
「盛り上がってるとこ悪いんだけどさっきから大注目浴びてるのわかってる?」
宝があたしの頭のてっぺんにチョップをかました。
あたしより少し低い位置にある宝の頭ごしに教室を見た。