完全秘密主義恋愛♥
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ーー
「うわぁ、すごい雨」
あたしは昇降口の出口で思わず外の様子に二の足を踏んでいた。
せっかく持ってきた傘もぽっくり逝ってしまいそうな風に雨が荒々しく降っている。
「教育委員会は決定が遅すぎるわ」
宝も隣で眉間にシワをよせて渋い顔をしている。
確かにもうこの天候じゃ電車もバスも確実に遅れているか動いてないだろう。
ほら、やっぱり家が近い高校で良かったでしょ?
内心、あたしはもう会うこともないであろう中3のときの担任を鼻で笑った。
とりあえず帰らねば。
「じゃあ帰りますかね」
どうせずぶ濡れになることは分かりきっている。なら、これ以上ひどくなる前に帰るべきだ。
「はぁ…サイアクー…」
宝は泣きそうな顔になりながら昇降口を出たあたしに着いてきた。
出た瞬間、耳には傘にあたる激しい雨の音しか聞こえなくなった。
『ザーッ』と言うよりは『バババババッ』と言う方が近い勢いの雨。
横殴りにもほどがある風で、歩く意志がなくても体が押される。
会話どころじゃなかった。
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「うわぁ、すごい雨」
あたしは昇降口の出口で思わず外の様子に二の足を踏んでいた。
せっかく持ってきた傘もぽっくり逝ってしまいそうな風に雨が荒々しく降っている。
「教育委員会は決定が遅すぎるわ」
宝も隣で眉間にシワをよせて渋い顔をしている。
確かにもうこの天候じゃ電車もバスも確実に遅れているか動いてないだろう。
ほら、やっぱり家が近い高校で良かったでしょ?
内心、あたしはもう会うこともないであろう中3のときの担任を鼻で笑った。
とりあえず帰らねば。
「じゃあ帰りますかね」
どうせずぶ濡れになることは分かりきっている。なら、これ以上ひどくなる前に帰るべきだ。
「はぁ…サイアクー…」
宝は泣きそうな顔になりながら昇降口を出たあたしに着いてきた。
出た瞬間、耳には傘にあたる激しい雨の音しか聞こえなくなった。
『ザーッ』と言うよりは『バババババッ』と言う方が近い勢いの雨。
横殴りにもほどがある風で、歩く意志がなくても体が押される。
会話どころじゃなかった。