完全秘密主義恋愛♥
「自信が、無いだけなんだ…自分の気持ちに…」
ゆっくり、押し出すように。
「好きって…どんな感じ…?」
「…好きに、なっても…いいの…?」
あたしは宝を見た。
顔はたぶん悲愴なことになってるだろう。
「…気持ちは、瑆乃だけのものだから別に罪になるわけじゃないよ」
宝はあたしの髪を手ぐしでときながら言った。
「…好きっていうのは……『一緒にいたいな』とか思ったり、他に比べるものがないくらい『大切だな』って思ったりすることだと、あたしは思うよ」
そう言って微笑む宝を『好き』だな、と思う。
今日の天気に似合わず、ほっこり胸が温かい。
「…あたし瑆乃のこと、大好きだよ」
「っあたしも!大好き!!どうしようもないくらいっ!!」
慌てて言うと、笑われた。
「で、本命は?」
メイク落としても美人には変わりない宝。
一番信頼できる大切な友達。
「……安藤…」
恐る恐る言ってみた。