CHANCE 1 (前編)  =YOUTH=
 
裏面にはCHANCEって、俺の名前も入って
1990 JULY 7
誕生日入りか!
なかなか良いな!メチャ気に入ったよ!
皆、ホントにアリガトウ。」

『実は、これメンバー全員が持ってるんだぜ。

おんなじデザインで、それぞれ裏面には名前と生年月日が彫ってある。
PAK YU, TE JUNG, KENT, GEORGEって、何か外国名みたいでカッコ良くね!?』

「良いじゃん!俺達のバンドの友情の証として、ずっと付けておこうな。」

『だねぇ~!おいらもメチャクチャ気に入ったもんね!』

「俺もずっと付けとくぜ!」

『俺の知り合いの母ちゃんがシルバーと革製品のお店やってるんだ!

そのお店は、オリジナルのシルバー細工や革製品を何でも作ってくれるんだ。

ヒカルちゃんにアタックして、付き合える様になったら、革のブレスレットにシルバーの細工を縫い付けたのを一緒に作ろうと思うんだ。』

「てか、聞いて無いし…付き合い出したら言ってくれ!」

『テジュンは厳しいネェ~!

まぁ、脈が無いからしょうがないかぁ~!』

「脈が無いって言うなよ。

俺は、8月6日のイベントライブにかけるから。」

『マジかよ!?』

「まぁ、成功する事を祈ってるぜ。

ユー君は好きな子居ないの?」

『イッソヨ。(います。)デモ、ムズカシイ デス。』

「ヌグヨ?(誰?)」

『ピミル イムニダ。(秘密です。)』

「ウェヨ?(どうしてだよ?)」

『何話してるの~?』

「ユー君がさぁ、好きな子がいるんだけど、教えてくれないんだよ。」

『そりゃそうだよな~~!おいら誰だか知ってるよん。

言えないよなぁ~!』
ユー君、何か今、ドキッとしたぞ。
誰なんだ!?何か不自然な…


「もしかして、俺達の知ってる子?」

『…………』

今度は、黙秘!?…ますます怪しいなぁ。

「ハヌル(ソラ=チヤンスの妹)、お前いつもユー君と一緒に居るだろ。

ユー君の好きな子って誰だか知っているのか?」

『…………』

あれ? ハヌルまで黙秘!?…もしかして…

そんな訳無いか。


『お兄ちゃん、誰だって良いじゃん!

それより、ハイ。これ。誕生日のプレゼント。お小遣い貯めて買ったんだよ。』

「あぁ、ハヌル有り難う。」

『オッパ、これは私からね!

本当は、私にラッピングしてリボン付けて…
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