CHANCE 1 (前編)  =YOUTH=
『どういう意味ですか?』

「誰も歌い終わっても拍手してくれないだろ!
お客様って言うのは、素晴らしい音楽を聴いた後には、必ず拍手をしてくれるだろ!?

今のユー君の歌声は、物珍しいものを見るだけで、歌声自体は聞き流されているだけだよ。」

『どうしたら拍手して貰えるんだろ!?』

「自分の歌声で、心の底からみんなを感動させたいと言う気持ちで歌わないと、拍手してくれないし、ユー君の声もみんなの心に届かないよ!」

『わかりました。』

~♪~
輝いて見える
君の笑顔
伝えたい言葉
届かぬ気持ち

本当の僕を
見て欲しいけど
どうしても怖くて
閉ざしたままの心

だ・け・ど
MY LOVE~
今なら言える
MY LOVE~
流れ込んでくる
君の思い
同じ道を歩む為に
僕は勇気を
出して叫ぶ
君に伝える為に

もしも僕が
遠く離れていても
必ず帰る
君の元へ
MY LOVE
あふれる想い
MY LOVE
忘れはしない
MY~ LOVE~

パチパチパチパチ
パチパチパチ……

「凄いじゃん!
あんなに大勢の人が拍手してくれてる。」

『ハイ。』

ってユー君もしかして泣いてる!?

「じゃあ、今度は
Sacrificed歌ってくれよ!」

『わかりました。』
 Sacrificed

The landscape
covering
the window
Looking like a
sadly sky

Hightest sky
sacrificed made by
modernized society

Dark shadow
interrupted even
the hottest sun
Inside the water
contained polluted air and poison

Once again making
new machine
Nobody's think
it better

Everything become
polluted by
menace machine

The sea, mountain, river, city,

Will be destroyed
……

パチパチパチ
パチパチパチ……

「やったじゃん!

ちゃんと歌えたじぁないか。」

『ハイ。本当に嬉しいです。』




でも……

まだ足らない…

< 57 / 300 >

この作品をシェア

pagetop