天翔る奇跡たち


 もっとよく見ようと頭を上げると、ぽーんとあたしの頭に乗った。

 手で触れようとすると、さささっと逃げてく。

 なんだろ。

 軽くて、ふわふわしたもの。

 逃げないように、今度はそーっと、そーっと手を伸ばす……

「キャーッ」

 耳をつんざくような悲鳴が頭の上で……何か生き物のようなものが乗っかっているらしいとわかる。

「ガナッシュ……これなに? 生物? どこからこんなもの……」

 私の頭の上から優しい手つきでソレを抱え上げ、すぅっとガナッシュは腹にためて説明した。

「姫竜さんの縁者の方々らしい。オレも変に気ィ遣ってくたびれた。そんなもんだ、親戚なんて」

「はあ?」


 あたしは思わず高い声をだす。誰が誰に、気を遣ったっていうの?




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