天翔る奇跡たち


 信じられない!

『誰が誰に、気を遣ったってーの、このごくつぶしが』

 あたしがあっけにとられていると頭の上で子供のような声がする。

「聞いたかよ? 子守が足らねえようだし、面倒見てやったんじゃねえか、まるまるすっきり、善意のみで! それをよお……」

『もう、生きてるカイがないね』

 なに? 今の口まね。

『何なのこの子、カイないね』

「ストーップ。アップル何も考えるな。思考を喰われるぞ」

 は、え? なに? なんか悪いことした? あたし……ぼやん、としてよくわからない。
 
 でもこれははっきりしてる。幻術だ……するとこの……


「バーカ!ちょっとやめろ。おまえら、こいつはオレの連れなのーッ」



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