サクラ咲ク


これで最後にしよう。


そう思って竹刀を構え直す。
沖田さんの呼吸を聞きながら、最も乱れた瞬間を狙う。


不意に、沖田さんの呼吸のペースが乱れた。





(今だ……っ!)





大きく竹刀を振りかぶった時だった。



沖田さんと目が合った。


凍てついた、冷たい瞳。
一気に増した殺気に、恐怖を感じた。

修羅の目。



確かに今は私が優勢なのに、何故か『殺される』と警報が鳴り響いた。







「そこまでだ。」






振り下ろされた私の竹刀は沖田さんに当たる直前に誰かによって捕まれていた。








「てめぇら、いつまで稽古やってんだ?もう昼過ぎだぞ?」



「土方さん…って、えぇ!?昼過ぎって、そんなに時間経ってたんですか!?」



騒ぐ私に土方さんは呆れたように私を見つめた。

朝からずっと休憩なしで昼過ぎまでやってたら、疲れて当たり前だわ…



「…なんで止めたんですか。」





周りの隊士の人たちも騒ぎ出して、空気が柔らかくなった時、後ろから絶対零度の声が響いた。





その瞬間、再び緊張した空気が張り詰めた。







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