ご主人様はお医者様
「ほんとに?」
「ああ、今日仮眠室で小春と過ごして考えが揺らいだ。
自分に言い聞かせるつもりで“考えは変わらない”なんて言ったんだ」
そういいながら、彬は自嘲気味に笑う。
「でも、やっぱり俺のそばにいて欲しい」
「ホントに?」
「小春を必要としてるのは俺のほうだ」
その瞬間、私は彬に抱きついた。
うれしくて、幸せで、これからどんなに大変なことが起きても頑張れる気がしたんだ。
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