ご主人様はお医者様


そこでまた歌いながらお酒を飲んだ。


沢木さんはすごく歌が上手。


顔もよくて、仕事もできて、優しくて、若くて・・・


非の打ち所のない人。


きっと、素敵な恋人がいるんだろうな。


私、自分の都合で振り回しちゃったけど、



「…彼女に怒られませんか?」


「えっ?なに??」



・・・音が大きくて声が届かない。


私は立ち上がり、テーブルを挟んだ向こう側に座っている沢木さんに近寄った。





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