ご主人様はお医者様
「及川さん、昼休み僕に時間くれる?」
・・・昼の休憩時間になると、沢木さんは私を連れて食堂にやってきた。
――トレイに選んだAランチを乗せて席に着いた私。
沢木さんは「食べよう」そういいながら箸を進める。
そ、そんな…食事どころじゃないんですけど!!
私の様子を見かねて、沢木さんは口を開いた。
「この間はごめんね、無理やりあんなことして。
しかも、高木先生のこと悪く言ったりして」
固い表情でスッと頭を下げる沢木さん。
「いいえ、私こそすみませんでした!!」
私も深々と頭を下げた。