ネコ専務シリーズ
相手はちょっと驚いたように見えたが、
微笑んで、

「なぜあなたはそう思うのですか?」

と逆に問い返した。ネコ社長は興奮
して、

「だってあなたは、内側から物凄い、
 ケタ違いのエネルギーを発してらっ
 しゃる!
 何ケタのケタ違いなのかさえ、想像も
 つかない、あなたのようなネコは見た
 ことがない、だから私は、あなたは
 神なのですか、と聞いたのです」

と言った。しかし相手はあっさりと、

「私は神などではありません」

と言う。それでもネコ社長はさらに、

「あなたのお名前を教えて下さい!」

と食い下がった。
相手は少し迷ってから、答えた。

「私の名前は・・・ガイア・ウォール
 ですよ。ネコ大統領どの」




< 209 / 439 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop