ネコ専務シリーズ
その瞬間、スコティッシュ・フォールド
の青年の身体は軽く光り、ネコ社長が
一回パチクリとまばたいた後にはもう、
その姿は消えてしまっていた。

だがネコ社長はあまり驚かなかった。
さもありなんと思ったからである。

(ガイア・ウォール・・・?いや、
 やっぱり、あれは神だったんだ。
 私はやっと神に会った・・・。
 ネコ大統領だって?
 私に政治をせよとおっしゃっているの
 だろうか?)


次の日、ネコ社長は自分から地球党の
党本部に電話をかけた。
そして、今度の衆院選に立候補すること
にしたよと言って、野党の出馬要請を
承諾し、

「一緒に政権奪取を狙いましょう!」

と、力強く約束したのであった。

             おしまい
 
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