ネコ専務シリーズ
ネコ専務の隠し子
ある日のお昼ごろ、ネコ専務が外出しよ
うとして会社の1階ロビーを歩いている
と、突然、40歳ぐらいの女がネコ専務
に向かって駆け寄ってきて、

「ついに見つけたわ!あなたに間違い
 ない!
 私を忘れたとは言わせませんよ!」

と叫んだ。

ネコ専務がびっくりしていると、女は
それにかまわず、

「ほら、これがあなたの息子ですよ。
 もう10歳になるんですよ」

と、ちょっと離れたところに立っていた
男の子猫を招き寄せる。

「パパ!」

男の子猫はネコ専務のそばにやってきた
が、なるほど、ネコ専務によく似ている。
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