ネコ専務シリーズ

ネコ専務の恋(書評)

インドを訪れたネコ専務は、謎の武装
集団に命を狙われながら、「ブッダの
秘宝」を求めてインド全土を駆け巡る。

そして、ブッダの子孫を名乗るインド人
美女・マナと出会い、恋に落ちるのだが、
実は、そのマナこそが、謎の武装集団の
女首領なのだった・・




この作品は、数あるネコ専務シリーズの
中でも人気が高い。
インドの神秘性と、経済的に躍進する
現代インドの両方がうまく描写されて
いるし、何よりインド人美女・マナの
キャラクターが秀逸である。

日本人が考える「インド人らしさ」を
持ちながらも、そのステレオタイプに
収まることなく、現代的な女性であり、
かつミステリアスさも持ち合わせている。
今回イラストを担当した、みけ丸氏の
描くマナもかわいい。

ふだん硬派なネコ専務にしては珍しい、
ラブストーリーになっているというあた
りが、ファンにはうれしい一作である。


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