ネコ専務シリーズ
ミャーメイドは、それはもっともだと
思いつつ落胆したが、2人はこの場で、
状況が落ち着いたら、種族を越えた結婚
をしようと約束したのだった。

次の日、猫魚軍は、元気いっぱいに村を
あとにして、帰途についた。
プトランを中心とする和平派の虎魚たち
は、それを手を振って見送ったが、あく
まで哲学者であって政治経験は乏しい
プトランにとって、大変なのはこれから
である。

プトランは、一刻も無駄にできないと
ばかりに、くるっと身をひるがえし、
さっそく今日の次の仕事に取り掛かった
のであった。
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