月光レプリカ -不完全な、ふたつの-
前に回していたボディバッグを後ろに回して、キョロキョロする冬海。電車は速度を落として、停車する体制だ。あたしも降りる準備をする。といっても、荷物は斜めがけしたバッグくらいだけど。
改札を出ると、のんびりとした町並みが広がる。天気良し。
「着いたー! けどまたバスだけど」
結構遠いのね……これは本当に車の方が良いんだろうな。
「やーなんか……どうしたら良いのか分からないような町並みだな」
苦笑いの冬海は、またキョロキョロした。今気付いたけど、ガイドブックとか、せめて地図とか持ってくれば良かったかも? スマホだったら良かったんだけど、二人とも普通のケータイだし……。
駅前には「ようこそ男鹿へ」の看板。まぁ、行き方分からなくなったら町の人に聞けばいいし。あとは家まで帰ってこれればそれで良いよね。
「あ、バス停あっち。なんか、いまいち覚えてるような覚えてないような……記憶ってあてにならないなー」
キョロキョロしていた冬海が指す方向に、バス停があった。丁度、バスが発車したところだった。
男鹿に来たのは、小さい頃の話みたいだし、覚えてないのも無理はない。
「時刻表見るか」
バス停の時刻表を見る。いつもは電車生活だから、バスってよく分からない。冬海もそうだったみたいで「よく分かんねーなぁ」とぽつりと言った。時刻表は、書いてある数字が少ない。ということは、本数が多くないということだ。ケータイの時間と時刻表を見比べる。
改札を出ると、のんびりとした町並みが広がる。天気良し。
「着いたー! けどまたバスだけど」
結構遠いのね……これは本当に車の方が良いんだろうな。
「やーなんか……どうしたら良いのか分からないような町並みだな」
苦笑いの冬海は、またキョロキョロした。今気付いたけど、ガイドブックとか、せめて地図とか持ってくれば良かったかも? スマホだったら良かったんだけど、二人とも普通のケータイだし……。
駅前には「ようこそ男鹿へ」の看板。まぁ、行き方分からなくなったら町の人に聞けばいいし。あとは家まで帰ってこれればそれで良いよね。
「あ、バス停あっち。なんか、いまいち覚えてるような覚えてないような……記憶ってあてにならないなー」
キョロキョロしていた冬海が指す方向に、バス停があった。丁度、バスが発車したところだった。
男鹿に来たのは、小さい頃の話みたいだし、覚えてないのも無理はない。
「時刻表見るか」
バス停の時刻表を見る。いつもは電車生活だから、バスってよく分からない。冬海もそうだったみたいで「よく分かんねーなぁ」とぽつりと言った。時刻表は、書いてある数字が少ない。ということは、本数が多くないということだ。ケータイの時間と時刻表を見比べる。