FLOWER PRINCESS
ミラはジュリの後をついて入った。
「父上、連れてきました。」
ジュリが国王に話す。
そして、国王の隣には懐かしい人がいた。
「ミラ殿、彼が駆けつけてきてくれたのだ。」
ニッコリと微笑む国王の隣の人はこちらに駆け寄ってくる。
「ミラっ!!」
「お父さんっ!!!」
ギュッと久しぶりに抱き合う。
「ミラ、よくここまで来れた。
大変だったろう…。」
「お父さん……。」
涙がポロポロとこぼれてくる。