新パラレルワールド参加作品=The shadows=天才浅海ユウと凡才月星大豆の奇跡的コラボ[企画]
戻って来たシンはそう言って、俺が今ハマっているミルクティーのショート缶を差し出す。
「ああ、有り難う」
俺はシンの然り気無い配慮に心を打たれた。
───ヤツのように優秀な頭脳を持っていたら、俺にも人を思いやる余裕が持てるだろうか───
俺はまたいつものように、敗北感で打ちひしがれる。
───でも俺には、中学の頃からいだき続けてきた夢が有る。
その夢を目前にして手放すなんて、それこそ死んでも死に切れない───
俺はこの果てしない高原(プラトー)を駆け抜けるエナジーを、シンから確かに受け取った。