新パラレルワールド参加作品=The shadows=天才浅海ユウと凡才月星大豆の奇跡的コラボ[企画]
「なんだよ、リュウ。これからも同僚として支え合っていけるものだと思っていたのに」
シンはいつも肩から下げているノートPCのキャリングバッグから、薄緑色の封筒を取り出した。
「な……なにそれ……?」
それは俺が必要書類を入れて持ってきた、研究所から送ってきた封筒と同じ物だった。
「なにそれって、これが珍百景にでも見えるか?」
シンが恐らくそのスキルを120%駆使した冗談を返してきた。なにそれではなく、なにこれだというのに……。
「シンっ!」
「ヤメッ! おまっ! ホモだと思われる」
思わず抱き付いてしまった俺の顔を押し退け、「急げ、時間だぞ」とシンはエントランスに吸い込まれて行った。
「おおーい、待ってくれい」
俺は慌ててシンの後を追って、少し暗い印象のそこに飛び込んだ。