新パラレルワールド参加作品=The shadows=天才浅海ユウと凡才月星大豆の奇跡的コラボ[企画]
「なんでお前はそう解った風な言い方しか出来ないんだ。四角じゃないといけない場合だって多いじゃないか!」
俺たちは一触即発の状態だった。
「マルだ」
「いいや、四角だね」
「マル」
「四角だって言ってんだろうが!」
俺は遂にシンの胸ぐらを掴んで怒鳴り散らしていた。
すると……
何かグシャッと重たい物が落ちた音がして、俺たちは顔を見合わせた。
「リュウ」
「シン」
2人同時に机の上を見る。
そこに有った筈の小型アナザー・ワールド・トラベラーが……無い。
「あれ、幾らするか知ってるか、リュウ」
「お前は知ってるのか、シン」
何故か棒読みの、抑揚の無い会話を交わす俺たち。
「一本だって、博士が言ってた」
「一千万も?」
「ゼロが1つ足りない」
「!……」
俺たちは祈るような気持ちで机の向こうを覗く。当然、特殊な機械なので保険も懸けられてないに違いなかった。
「リュウ」
先に現状をまの当たりにしたシンが振り向いた。
「ど、どうだった?」