特別機関『GQ』!!
「身を滅ぼす…?」
「ああ。例えば、天気を雨から晴れにしたとする。
そうすると、本来降るはずだった雨はどうなるか…。違う日に繰り越されるんだ。」
「それが何で身を滅ぼすんですか?」
「代償だよ。この能力にはきっと代償があるんだ。繰り越された日は、雨が降る予定ではなかった。
つまり、天気を操れば術者のいる地域で天気の変動が起こる。」
「よ、よくわからない…」
「…誰かの出血を止めれば、自分が怪我をした時の出血が増える。
自分の出血を止めれば、次に怪我をした時の出血の量がその分増え…
誰かの命を救うなら、自分の命が危険にさらされる…」
「……‼」
屋上から落ちている時、ことはは私が無事に着地すると…言霊を発動させた。
「総監、ことはは落下している時に私が無事に着地すると…」
「無事に着地か…君の命を救おうとしたんだね。」
「ことはは…私のせいで…」
「違う‼純君のせいではない‼彼女が君を大切に思っているからそうしたんだ。」
「でも…」
「…なら、君は彼女が目を覚ますまでの間、彼女の分まで生きていけ。それが、今の君にできることだ。」
「…はい……」
「それと…術者が、彼女が気を失ったことによって瑠都君と彼女の止めていた出血がまた出始めたんだ。多く。
それによって瑠都君も倒れ、この病院に入院している。意識はあるし、元気だ。
彼女の出血ももう止まっている。」