恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「そんなのっ、当麻くんが悪いからで……キャアッ!」

逃げようとしたのに、当麻くんは両腕で私を抱えあげた。

こんな場面で、まさかのお姫様抱っこ。

「……大人しくしろっつの。目立つぞ?」

十分目立ってるってば……。

通りすぎるひとたちが、私たちを物珍し気に見て歩いてる。




「……おろしてよ」

「ヤダね。お、いいとこに来たな」

「えぇっ!?」

なにを思ったか、当麻くんは……

近くに停まったタクシーへの後部座席へと、私を押しこんだ。

そして、自分も私に続いて乗ってくる。

「ちょっと……なにするの!?」

当麻くんは私をムシして、運転手さんに車を出すように告げる。




「友達があっちにいるの……私がいなくなったら、心配するっ。おろして……!」

「大丈夫。さっき横田には、伝えといたから」

「……なにを?」

「水族館のインフォメーションで、中園が待ってるって、な」

「中園先生が!?」

「そ。オレと中園だけ残って、お前らずっと探してたんだぜ?」


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