執事と共に日常を。
「頭がいいのは私の保護者よ。私は、変なところの記憶力がいいだけ」

「変なところ?」

「しぐさとか、言葉とかは忘れないわね」

「不思議だな」

「そんなこと無いわ」


恵理夜は、夕日に照らされた顔で囁いた。


「いつ死ぬか、わからないもの。たくさんの人の、覚えておけることは覚えておきたいだけよ」

「刹那主義者か」

「違うわ。本当のことよ」
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